ペンライト付きライターを利用したテロ集団の宣伝活動が発覚:イラン南部で
2009年11月11日付 Mardomsalari 紙
イラン南部、特にフーゼスターン州で、ライトを付けるとビン・ラーディンの肖像が浮かび上がるライターが出回っていることに、市民は驚きの声を上げている。
ニュースサイト「ターブナーク」の報道によると、スイッチを入れるとアル・カーイダの指導者ウサーマ・ビン・ラーディンの肖像が壁などに映し出される、ペンライト付きの中国製ライターが見つかったという。
このペンライト付きライターは多くが露天商で売られているが、このライターを取り扱っている販売業者も、そうした事実については全く知らなかったと口をそろえている。
報道によると、このライターはホッラムシャフルをはじめとするイラン南部の港湾都市と、イラクやアラブ首長国連邦との間を行き来するランチ船の一部乗組員によって、イランに持ち込まれたものであるという。
このライターのライトの部分には、ターバンを頭に巻いて演説をしているビン・ラーディンの明るい色調をした円形の肖像が貼り付けられている。このライターは「olqmpre2008」という商品名で、通り沿いで商売を行っている一部の露天商によって売られている。
想起されるのは、数年前ワッハーブ派の宣伝用のCDや書籍が、アラブ首長国連邦の港からランチ船の乗組員らを経由して、イラン南部の港湾都市に持ち込まれたことがあることだ。
フーゼスターン州やブーシェフル州、ホルモズガーン州、スィースターン・バルーチェスターン州などにあるイラン南部の港湾都市で、過去数年間にわたって不快な宣伝グッズが売られてきたが、しかしアル・カーイダなどのテロ集団を宣伝する物品がこうした港湾都市に持ち込まれたことが確認されたのは、今回が初めてのことだ。
他方、別の報道によると、アラブ人歌手のみだらなポスターがイラクを経由してホッラムシャフルやアーバーダーンに持ち込まれ、販売されている様子が、これらの都市でしばしば目撃されている。
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( 翻訳者:水谷陣也 )
( 記事ID:17881 )