オイメン副党首の反アレヴィー発言をめぐりCHP内部分裂
2009年11月16日付 Zaman 紙
CHP(共和人民党)会派代表代理のケマル・クルチダルオール氏は、副党首オヌル・オイメン氏がデルスィムに関して行った会見に対し、「必要なことを行ってください」とコメントした。オヌル・オイメン氏も、すばやく返答し「最も喜んで喝采を送っているのはあなたがただったでしょう」と述べた。
CHPのケマル・クルチダルオール氏は、88歳だった母親のイェムシュ・クルチダルオールさんの葬式に参列するためトゥンジェリを訪れた。そして同氏は、デルスィム発言で波紋を引き起こしたオヌル・オイメン氏に関して言及した。クルチダルオール氏は、CHPの会合でオヌル・オイメン氏がデルスィム蜂起とPKKテロ組織を結び付けたことが大きな波紋を呼んでいると指摘し、以下のように続けた:「デルスィムの地域で起きた事件は人類の悲劇です。この地域で暮らす人々はあの時の痛みを、あの時に失われた生活や哀歌を聴きながら今まで暮らしてきました。あの時、非常に悲惨で、非人道的な事件が起きました。しかしこの事件を取り上げ、テロ組織との闘争のようなものだとすることは正しくないと言いたいと思います」
クルチダルオール氏はこの地域で暮らす人々が、痛ましい事件を復讐心とともに未来に引きずることはなかったと述べ、「この地域で暮らす我々は、誰も恨まないという哲学のもと、未来へ復讐心を持ち続けることを決して望みませんでした。偉大な詩人が言ったように、この地域の人々は、蜂蜜を集め、不平も言わずこの苦難に耐えている。もちろん、あの時過失や誤りはありました。しかしこれを現在まで引きずり、この事件の傷を掻きむしることは正しいことではありません。傷口からもう血は流れてしまいましたから」と述べた。
起きている事態のため、オヌル・オイメン氏は反発を考慮して、必要な事柄を行う必要があるとしたクルチダルオール氏は以下のように語った。「血はもう流れてしまいました。このプロセスで行われるべきことは、こうした反発をきちんと考慮することです。こうした反発を考慮すべきはオヌル・オイメン氏です。そして必要なことを行わなければなりません。必要なことがなされた時に、CHPもCHPの議員たち、また多くの党員たちも安心します。もちろん、オイメン氏が行った会見で、トゥンジェリの人々を悲しませるつもりはなかったと語り、『もし悲しませたならば、申し訳ありません』と述べました。しかし反発は止みませんでした。そのため、この対応もオイメン氏がなすべき必要があります」
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:白石百合子 )
( 記事ID:17885 )