サウジアラビア巡礼相、イラン指導部の批判に「巡礼を政治化するな」と反論
2009年10月29日付 al-Quds al-Arabi 紙

■サウジアラビアの巡礼相がハーメネイー師とアフマディーネジャード大統領に反論、「ハッジを政治化してはいけない」

2009年10月29日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【リヤド】

サウジアラビア巡礼省のフワード・ブン・アブドゥッサラーム・アル=ファーリスィー大臣が、メッカ巡礼を政治目的に利用することに警告を発した。

イラン指導部、特にイラン・イスラーム共和国の最高指導者アリー・ハーメネイー師とムハンマド・アフマディーネジャード大統領が、サウジアラビア国内の聖地に巡礼するシーア派巡礼者が中傷されているとの批判をエスカレートさせているのに対し、ファーリスィー大臣は、メッカ巡礼を特別な計画を抱いた利己的な政治目的に利用すべきでないと反論した。

サウジアラビアの「アル=ワタン」紙は木曜日、ファーリスィー大臣の次の発言を報じた。「世界各地の人々が王国とその指導部が多大な努力を払っていることを承知している。巡礼最高委員会を通して、全巡礼者がカーバ神殿で礼拝を行いやすくなるよう努めている。巡礼者の国籍は85以上にのぼるが、いかなる国籍の人も王国の努力と、メディナやメッカで目に見える形で続けられている改善ぶりを称賛している」。

この背景には、イランのハーメネイー師が先週の月曜日に、イラン側の巡礼担当者たちと会見した際、「イラン人巡礼者に対する人間的・道徳的配慮に欠けた振る舞い」を理由に批判を展開した ということがある。サウジアラビアの新聞はこれに対し、イラン人巡礼者の対サウジアラビア感情を意図的に刺激するキャンペーンだとの見方を示していた。

  ハーメネイー師は「バキーウ墓地や聖モスクや預言者モスクでシーア派ムスリムが侮辱されていることは、アメリカの目的に資する行為だ」と述べて、サウジアラビア政府にこうした出来事を防ぐ義務を果たすよう求め、こうしたやり口が続くようであれば、イランは違う態度をとることになると強調した。

(後略)

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( 翻訳者:中島希 )
( 記事ID:17890 )