イスタンブル市民の足メトロバス大幅値上げに市当局の弁明
2009年11月19日付 Yeni Safak 紙
イスタンブル広域市当局は、メトロバスの乗車券の値上げに関する批判が不当であると述べた。アヴジュラル—トプカプ間、トプカプ—ジィンジルリクユ間、ジィンジルリクユ—ソーウトルチェシュメ間を運行するメトロバス路線は約42キロであり、そしてイスタンブル市営交通局(İETT)のバスでアヴジュラルからソーウトルチェシュメまで行く乗客は4.5リラ(約270円)払っている事を強調した。
イスタンブル広域市当局によって行われた会見で、「メトロバスの路線に適用された新しい料金表に関する意見は、非現実的であり推測的なものである。寄せられた意見ではいくつかの重要な点が無視されている」と話した。
会見では42キロあるメトロバス路線は3つの路線からなることを明らかにし、「これらの路線はアヴジュラル—トプカプ間、トプカプ—ジィンジルリクユ間、ジィンジルリクユ—ソーウトルチェシュメ間(ボスフォラス海峡横断を含む)であり、メトロバスによりこれらの路線は1つになった。この距離で、しかも24時間運行している公共交通機関は、世界中どの大都市にも見られない。料金改定に関する批判は、この重要な問題を無視している。
メトロバスが営業を始めるまで、この路線の利用者はボスフォラス海峡を渡る際の2つの乗車券を含め計3台のバスに乗らなければならなかった。現在では、イスタンブル市営交通局(İETT)のボスフォラス海峡を横断する他の20の路線の利用者は、正規乗車券2枚に相当する3リラ(約180円)、割引乗車券2枚に相当する1.7リラ(約100円)を支払っている。もしメトロバスがなかったなら、アヴジュラルからソーウトルチェシュメまでの料金は4.5リラ(約270円)になるところだった」との発言をした。
メトロバスに75億リラ(約442億円)の投資が行われた事を強調した会見で、メトロバスは料金と時間の点から利点があることについて次のような例をあげた。「カドゥキョイ—メジディエキョイ間の路線の利用者は、メジディエキョイまで2枚の乗車券で3リラ(約180円)、一方でメトロバスは2リラ(約120円)で済む。我々メトロバスの利用者は運賃33%の得をしていることになる。
同時に、120系統のバスは60分かかるのに比べ、メトロバスは20分で到着でき、40分もの時間節約ができる。また、さらにメジディエキョイからアヴジュラルまで行くと、昔のシステムでは75クルシュ(約45円)を追加料金として支払う必要があった。つまりカドゥキョイからアヴジュラルまで合計3.75リラ(約225円)支払っていた。しかも乗車時間は180分であった。
メトロバスはというと、追加料金なしで2リラ(約120円)、そして63分でアヴジュラルまで行く事ができる。また、ボスタンジュ—アヴジュラル間のフェリーボートは、ジェトン利用者は6リラ(約360円)、アクビル利用者でも4リラ(約240円)かかる」
会見で、青アクビル利用乗客数が160にまで下げられたことに関しては、次のように説明した。「青アクビルでの乗客数が160まで下げられても、長年の統計の結果を鑑みて、予約者の受け入れ数においてマイナスの影響を与えることはない。青アクビル利用者は月に多くて135人であり、160という数字よりもはるかに少ない。予約乗客の乗車制限をする目的ではない」
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( 翻訳者:小川玲奈 )
( 記事ID:17908 )