シリア大統領がフランス大統領と会談、イスラエルとの和平の用意があると発言
2009年11月14日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ シリアのアサド大統領、パリでサルコジ仏大統領と中東和平プロセスやイランの核問題を協議
■ アサド大統領、トルコの仲介による専門家レベルでのシリア・イスラエル和平会談を要請
2009年11月14日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面
【パリ:本紙、カーミル・サクル】
金曜日、パリのエリゼ宮でシリアのバッシャール・アル=アサド大統領とフランスのニコラ・サルコジ大統領の間で政治協議が持たれた。アル=アサド大統領が会談の後に行った記者会見によれば、両者は国際・地域・二国間問題全般について協議し、中でも中断している中東和平プロセス、ことにシリア・イスラエル間交渉と、その前進にフランスが果たしうる役割について話し合った。
アサド大統領は、「和平プロセスは一方の当事者だけで成し遂げることはできない」「シリア側には和平の用意があり、トルコには調停役をつとめる用意がある。またフランスをはじめ、ヨーロッパ諸国も和平プロセスに手を貸してくれる。欠けているのは、和平を達成する用意のあるイスラエルというパートナーだ」と述べた。またアサド大統領は、イランの核問題を「大きく」取り上げたとも語り、レバノンにおける前向きな状況の進展、特にレバノン新政府の組閣についても話し合ったと指摘して、組閣は「レバノンの安定に向けた重要な一歩」であるという見解を示した。
(後略)
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( 翻訳者:飯田桃子 )
( 記事ID:17912 )