ネジュメッディン・オクヤイ氏から「ペンの虜になり、書を制した」芸術家と評される書家ムスタファ・ハリム・オズヤジュ。オスマン時代から共和国時代への移行期の芸術の架け橋となったハリム・エフェンディの死去から45年が経った。
文字改革の後トプカプに果樹園を作り、最も脂ののっていた時代に農業に専念し、たまにしか注文がこなかった書道の作品には「昔は書家、今は庭番」とサインしたハリム・エフェンディは、1964年11月に大通りの反対側へ渡ろうとして交通事故に遭い、10日間病院で床に伏せたのちこの世を旅立った。本紙ではハリム・オズヤジュの死去45年を追悼して展示会を開催している。ユスフ・チャーラル所蔵のハリム・エフェンディのオリジナルの書道作品、モスクのために書いた大型の書の下書き、ヒルイェ(預言者ムハンマドの美徳、特徴を描いたもの)の作品、扱った印璽が押された見本帳、写真、本人に送られた手紙などの多くの思い出の品が1月15日まで新聞社の本社ビルで展示される。
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( 翻訳者:松岡聡美 )
( 記事ID:17929 )