エジプト、ワールドカップ予選最終戦での暴力事件についてFIFAに報告書を提出
2009年11月27日付 Al-Ahram 紙

■ アルジェリア在住エジプト人労働者の状況はようやく安定
■ サッカー協会代表団、FIFAに対し今回の試合に関する最終報告書を提出

2009年11月20日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

 サミール・ザーヒル会長率いるサッカー協会代表団は、ワールドカップ最終予選におけるエジプトとアルジェリアの3試合で起きた事件に関するエジプト側の報告書を提出し、本日チューリッヒを発ってカイロに帰国する。

国際サッカー連盟(FIFA)の事務局長に昨日公式に提出した報告書について、エジプト代表団員は満足の意を表明している。本紙が得た情報によれば、報告書は一昨日ハルツームで作成された重要文書も付け加えられた最終版であるという。

先にチューリッヒ入りしていたサッカー協会代表団に直ちに届けられたこのスーダンからの文書は、スーダンで起きたアルジェリア人によるエジプト人への襲撃が、あらかじめ計画されたものであり、襲撃を依頼された人物達が実行したものであることを証明する証拠書類とみなされる。

来週水曜日に南アフリカのケープタウンで、ワールドカップの抽選会にあわせて国際サッカー連盟緊急会合が開かれ、この問題に関する最終結論が出されると期待される。

一方、アルジェリアのエジプト大使館員は、数多くのエジプト人労働者の拠点を視察し、彼らの安全を確認し、生活状況に問題がないか調べ、また彼らの要求を聞いた。これにより、エジプト人労働者の状況がようやく安定して来ていることが確認された。

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( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:17982 )