学校教育に満足できず59.5%の子供が補習学習を受けている。1年生の5人に1人は学校以外に何らかの補習学習を受けているのだ。
学校教育では不十分だと考える親たちの多くは、子供に1年生のときから補習学習を受けさせている。3年生からは塾に通い始める子供もいる。教育への不信感や教育の質の低下のために、年々拡大してきた塾システムが、学校にとって代わる教育機関と見なされるようになってきた。
81県で4222校の塾
国民教育省私学協会の2009年度調査結果によると、81県に合計4222校の塾があるという。塾の数が多いのはやはり3大県である。つまりイスタンブルの657校を筆頭に、アンカラに496校、イズミルに187校ある。
学校教育では不十分だと感じる保護者が子供たちに補習学習を受けさせる。トルコ教育協会(TED)の調査によると、どの学年でも保護者の平均59.5%が、子供が学校でもっといい成績を取れるよう補習学習をさせていることが分かった。
8学年で割合は増えてきている
補習学習は1年生から始まる。学年ごとにみると、1年生は21.5%、2年生は49.1%、3年生は35%、4年生は46.5%、5年生は56.3%、6年生は58.9%、7年生は61.7%、8年生は72.6%である。塾に通う子供の割合は、3年生は1.3%、4年生は4%、5年生は20.7%、6年生は33.7%、7年生は34.3%、8年生は42.7%である。小学校でも約185万6千人の生徒が塾へ通っている。補習学習を受けさせる割合は、保護者の教育レベルによって差が見られる。読み書きができない親の32.6%、読み書きができる親は39.9%、初等教育卒業の53.3%、高校卒業の53.3%、大学卒業の親の74.5%は子供に補習学習を受けさせている。
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( 翻訳者:牧史織 )
( 記事ID:17984 )