イスラエル外相の会議参加をめぐりエジプトとイスラエルが対立
2009年10月27日付 al-Quds al-Arabi 紙
■トルコ開催の会議へのリーバーマン外相の参加が原因でエジプトとイスラエルに外交危機
2009年10月27日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面
【カイロ:UPI】
イスタンブールで開催予定のヨーロッパ・中東諸国外相会議にイスラエルのアビグドル・リーバーマン外相が参加する件をめぐり、参加反対のエジプトとイスラエルの間に外交的危機が訪れている。イスラエルの関係筋は、エジプトは「マイナス要素」であるとしている。
昨日のイスラエル各紙の報道によると、イスタンブールで来月開催予定のこの「EuroMed」会議の準備は、エジプトのリーバーマン外相参加反対をはじめ、数々の問題のため遅れているという。また他のアラブの数カ国も同様に、リーバーマン外相の和平プロセスに反対する極右的姿勢を理由として、参加反対の意向を示している。
イスラエルのイディオット・アハロノート紙のウェブサイトは、イスラエル外交筋の言葉として「エジプトがマイナス要素を形成し、中東の発展を目標とするこの会議をリーバーマン外相との政治的対決の道具として利用していることは残念だ」と伝えた。
さらに同筋は「エジプトはこれによって自身を損ない、欧州諸国の怒りを買っている。エジプトはEuroMed外相級会議に参加すると見られる47カ国のうちの1国にすぎない」と述べた。
(後略)
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( 翻訳者:桑山沙央里 )
( 記事ID:17987 )