ファールス州裁判所がビックリ判決:「夫は妻に毎年10本のバラを贈ること」
2009年11月03日付 Jam-e Jam 紙
【事件部】ファールス州裁判所のある支部が興味深い判決を下した。ある男に対し、妻に毎年10日間バラを贈るよう命じ、それを実行しなかった場合は3ヵ月と1日の禁固刑に処すとしたのである。
メフル通信によると、夫婦生活を放棄し、妻への扶養料支払いの義務を怠り、さらに妻に対して暴言を浴びせ、暴行を加えた容疑で起訴された男に対し、裁判所は審理の末、3ヵ月と1日の禁固刑を命じた。しかし男に前科のないことを考慮し、さらに夫婦関係の改善や家庭・夫婦生活の基盤強化を目的として、夫が以下の指示に従うことを条件に、3年間の執行猶予付きとした。
それによると、
1.妻への扶養料の支払いを適宜行い、誠意ある態度で接すること
2.10本のバラを、3年の間、毎年10日間かけて妻に贈ること。その際は、10本目のバラを夫婦の結婚記念日にちょうど合うように贈ること
3.毎年の結婚記念日には、検察が選んだウラマーの勧告に耳を傾けること
4.喫煙は控えること
この判決は確定され、本件は判決執行部に送られた。
近年、ファールス州の裁判所では、禁固刑の代わりとなる判決を下すことが一つのテーマとなっている。
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( 翻訳者:宍倉未記 )
( 記事ID:18005 )