「エルドアンもイムラル島で暮らしてみればいい」、オジャラン待遇抗議のDTP市長ら発言
2009年12月04日付 Hurriyet 紙
イムラル島で終身刑に服しているPKKリーダーのアブドゥッラー・オジャランに対する刑務所での待遇に抗議をするためにディヤルバクルでの会談に訪れたDTP(民主市民党)党員の97人の自治体長と9人の県議会議長は、共同声明を発表した。
声明を読み上げたディヤルバクル広域都市市長のオスマン・バイデミル氏は次のように述べた。
■我々を騙した
「社会と民主的世論は騙された。どんな刑務所でも行われていない、非人道的な隔離収監が11年来イムラル島で続けられている。新しく作られた条件は、隔離と孤立感をより一層強めるのみならず、まるで生活条件を排除することを目的としている。しかし、オジャランの健康状態、生活、警備は、トルコにおける様々な出来事に奥底から影響を及ぼすほどの重要な意味を持っている。心からクルド問題の解決を望んでいる理性的なすべての権力が、この現実を見るべき時である。イムラル島で行われている制度が今すぐに終了されなければならない、逆に、イムラル島は解決のために最も有効な対話の糸口であると看做すべきである。本当に解決したいのなら親愛なるオジャランが和解と解決への援助を提供できるような待遇が作りだされなければならない」。
声明を発表した後、記者らの質問に返答したバイデミル氏は、イムラル島の状況は人間の名誉と生活に関係するものであるとし、次のように述べた。「もし、本当にイムラル島での条件が基準に適したものだと言うのなら、首相、バフチェリ氏、バイカル氏が11年でなく11日暮らしてみてもらいたいものだ。(収容部屋の広さを)12平米から6平米にすることが改善策らしい。誰が誰を騙しているのか、これがどうして改善策などと言えるのか。理解しがたい」。
■始められたのか?
バイデミル氏は、「一連の出来事の後、民主的解決策は終わってしまったのか」という質問に、「民主的解決策は本当に始められたのか。問題を解決したければ、クルド人とDTP(民主市民党)、そして私の見る限りでは、PKKとオジャランは準備ができている。政府が準備を完了し友好的になれば十分だ」と返答した。
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( 翻訳者:小松祐美子 )
( 記事ID:18010 )