北キプロスと南キプロスの間に現在 猫紛争が発生している。大きさ、美しさと穏やかな性格で知られるキプロスのアフロディーテ猫は、島の二つの住民集団の対立の原因となったいる。イギリスのガーディアン 紙が伝えた情報によれと、トルコとギリシャの国民がアフロディーテ猫を自分たちのものだといおうと、奮闘している。
アフロディーテ猫を「国の猫」として登録する準備している南キプロス猫財団が、トルコ側(北キプロス)が、アフロディーテをトルコにいる他の猫の種類と交配し雑種を作り「トルコ猫」として登録しようと目指していると主張すると、島で新たな論争が巻き起こった。
■ 教会もまきこむ
南キプロスのギリシャ系キプロスで発行されたポリティス紙は「アフロディーテ猫はわれわれのものだ」という見出しの記事で南キプロス猫財団が(特にトルコをはじめとする)外国人がそれぞれの国の猫の種とキプロスの猫であるアフロディーテ猫を交配して雑種を作るのを防ぐためのアクションをおこす、と伝えた。同紙は、この種の行動をとるものが、島の歴史の真実を歪ませようとしていると記した。
南キプロスの大主教区からなされた説明では「至極明らかなように、この猫は私たちの国の歴史、伝統に属している」と述べられ、この問題で教会が役割を務めることを表明した。
■ アメリカでの遺伝子分析
キプロスの島民たちの争いの種となっているこの「アイデンティティ問題」の解決は、アフロディーテ猫の遺伝子分析がなされるカリフォルニア大学から寄せられるテスト結果によって明らかにされる。南キプロス猫財団設立者のドリタ・スジェクロヂャは、「結果はとても重要だ。なぜならキプロスのトルコ人、トルコのトルコ人、ドイツ人、イギリス人もアフロディーテ猫を自分たちのものだと主張している。そしてそれゆえこの問題は国内問題に発展したのだ」と述べている。(ガーディアン紙)
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( 翻訳者:尾形知恵 )
( 記事ID:18029 )