パレスチナ自治区内のハマース代表団、在ダマスカス指導部と捕虜交換について協議
2009年11月25日付 Al-Nahar 紙
■ パレスチナ自治区内のハマース指導部、ダマスカスで捕虜交換取引について協議
■ イスラエル政府閣僚らは楽観的な見方、ネタヤニフ首相は断言を避ける
2009年11月25日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
【ラーマッラー:ムハンマド・ハウワーシュ、各通信社】
イスラーム抵抗運動ハマースのパレスチナ自治区内指導部の代表団は、イスラエルとの捕虜交換取引に関する仲介者との協議を続けるため再びカイロへ向かう前に、ダマスカスで同地在住の幹部らとの協議を行っているが、この取引に関するイスラエルからの情報は錯綜しており、イスラエル政府高官の殆どが合意は「大変間近に」なっているとの見方で一致しているものの、ベンヤミン・ネタヤニフ首相は、「この合意は実現しないかも知れない」と述べた。
エジプトの「中東通信」社(MENA)の報道によると、月曜日にガザ地区からカイロに到着したマフムード・アル=ザッハール氏率いるハマース代表団は、ダマスカスで同地在住の幹部らと協議を行った後、再びカイロへと向かう。
これに先立ってハマース代表団は声明を出し、イスラエル兵ギラード・シャリットとパレスチナ人捕虜の相互引き渡し合意に言及するのは「時期尚早である」として、「敵国イスラエル」が設ける障害を乗り越えるため、引き渡し問題に携わっている各方面と努力を続けていると述べた。
(後略)
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( 翻訳者:梶原夏海 )
( 記事ID:18032 )