エジプト・日本フォーラムが閉幕、投資と学術交流の促進を約束
2009年12月04日付 Al-Ahram 紙
■ エジプトと日本が投資促進と留学生増加を約束
2009年12月04日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP国内面
【東京:アフマド・キンディール】
11月29日と30日に東京で「エジプト・日本フォーラム」が開催され、最終セッションで参加者たちはフォーラムの閉会宣言を採択した。その内容は、1999年にムハンマド・ホスニー・ムバーラク大統領が日本を訪問した際の成果を実行に移すものとなった。
このフォーラムは「2009日本におけるエジプト観光振興年」の最後を飾る活動として、複数の日本の組織と協力しつつ、エジプト大使館が主催したもので、閉会宣言では、両国を結ぶエジプト航空の便数が二倍に増発されたことを受け、エジプトと日本が投資とエジプトへの日本人旅行者増加で合意することが確認された。また、エジプト研究センターを日本に、日本研究センターをエジプトに創設することも約束された。
宣言は日本で学ぶエジプト人研究者や学生に対する奨学金を増額するよう求めており、2010年2月の「エジプト・日本・科学技術大学」のオープンを歓迎するとしている。また、アル・アハラーム社やムバーラク公立図書館、ダール・ヒラール出版社、雑誌『見解(ウジュハート・ナザル)』社が、宣言に記された内容の実行に協力するとの提案を歓迎すると共に、フォーラムの毎年開催を勧告した。
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( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:18072 )