DTPの国会議員、全員、議員辞職へ―チュルク元党首「国会は我々を消化できなかった」
2009年12月14日付 Milliyet 紙

解党された民主市民党(DTP)の国会議員は、議員を辞職するという決定をした。アフメト・チュルク元党首は、国会から撤退の決定を下したことを明らかにした。党と他の議員を代表して会見を行ったDTP元党首アフメト・チュルク氏は、まもなく辞職届を議長に提出すると述べた。

■「国会は我々を消化できなかった」

解党されたDTPのアフメト・チュルク元党首は、ディヤルバクルで会議の後、会見をひらき、辞職届を議長に提出すると述べた。チュルク氏は、「我々の仲間一人にでも危害が加えられれば、我々が国会に留まる意味はないと述べてきました。憲法裁判所は金曜日に出した決定で、私とアイセル・トゥールク氏に5年間の政治活動禁止を言い渡しました。国会議員職も剥奪されました。ディヤルバクルの市民社会団体と話し合った後、会見を行うのが適切だと考えました。我々が行った決定に従い、なるべく早く辞職届を議長に提出します。問題を解決するのは国会ですが、現在の国会は、今のままの我々を消化できませんでした。今日、たしかに、我々の平和と民主主義の闘争が理解されなかったこと、また今後も理解されないだろうことを確信しました」と述べた。

■トルコ大国民議会(TBMM)シャーヒン議長「国会に提出されたら、規定に沿って判断します」

トルコ大国民議会のメフメト・アリ・シャーヒン議長は、解党されたDTPの国会議員の辞職の決定を受け、「国会に提出されたら、規定に沿って判断する」とコメントした。
シャーヒン議長は、憲法裁判所によって解党されたDTPが今日ディヤルバクルで行った会見で、無所属になった国会議員が議員職を辞職する決定をしたことを記者に質問され、「彼ら自身の作戦です。国会に提出されたら規定に沿って判断します」と述べた。メフメト・アリ・シャーヒン氏は、ディヤルバクル選出の無所属の国会議員アイセル・トゥールク氏が12月29日に裁判所に出廷すること、またこの件で国会の態度はどうなるかに関する質問に、「これは直接議会に関係する話ではありません」と答えた。

■エルドアン首相:「彼らの結論は明確になったが、我々の結論は明確になっていない」

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、解党されたDTPの国会議員が辞職するという決定に関して、「彼らの結論は明確になったが、我々の結論は明確ではない」と述べた。
エルドアン首相は、国会からでてきところで記者団の解党されたDTPの国会議員の辞職決定に関する質問に答え、「彼らの結論は明確になったが、我々の結論は明確になっていません。焦ってはいけません。議会に来たら検討します」と述べた。

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( 翻訳者:白石百合子 )
( 記事ID:18079 )