元DTP議員、議員辞職を中止―オジャランからの指示?
2009年12月18日付 Milliyet 紙
解党決定の出された民主市民党(DTP)のアフメト・チュルク元党首は、人々、NGO、オジャランが国会議員は攻防の場を議会という舞台で継続することが必要との意向をもっていると語り、辞任の意志を撤回すると明らかにした。元DTPの19名の党員は、今後BDPの党員として活動を行う予定である。
解党決定の出されたDTPの元党首であるアフメト・チュルクは、記者会見において(党関係の)無所属国会議員が辞職する意志を撤回したと発表した。こうした国会議員は、平和民主党 (BDP)党員として議会における活動を継続する。 チュルク元党首は、会見の中で、BDPが国会内で会派を形成するため活動を行っていると語った。この解党決定を受けた段階で、NGOや専門家、知識人、作家といった人々からも民主的な舞台で闘争を行うように要望を受けたのを明らかにしたチュルク元党首は、「水曜日(12/16)に、イムラル島において、親愛なるオジャラン氏が弁護士と面会を行いました。この面会の結果、オジャラン氏もまた、議会での活動を放棄すべきではなく、この闘争は継続するべきであるという点で弁護士と見解が一致しました。私たちはそのように伺っています」と付け加えた。
■「DTPの解党は、現状維持を保ちたい気持ちの現れである」
チュルク元党首は、この会見においても、DTPの解党について批判する態度を示しており、(この決定を)「現状維持を保ちたい気持ちの現れであり、トルコにおける民主化を望まない勢力によって下された決定」だとしている。彼はまた、「この決定を合法だとは思いません」と述べて、民主的な政治活動を平和民主党(BDP)として継続して行っていくと表明した。
■「世界に民衆などいないかのように・・・」
アフメト・チュルク元党首は、現在に至るまでに6政党が解党決定を下されたにも関わらず、民主政治の中で主張を継続していのをよく考えるべきだとし、「世界に民衆など全くいないかのように、6つもの政党が解党させられた後7番目の政党を設けて、民主主義に対する信頼を、国や人々に広めるという決意を見せよう」と述べた。
■「親愛なるオジャラン氏も“躊躇するべきでない”と語った」
NGOや専門家、知識人、作家といった人々からも民主的な舞台で闘争を行うように要望を受けたと明らかにしたチュルク元党首は、「水曜日(12/16)に、イムラル島において、親愛なるオジャラン氏が弁護士と面会を行いました。この面会の結果、オジャラン氏もまた、議会での活動を放棄すべきではなく、この闘争は継続するべきであるという点で弁護士と見解が一致しました。私たちはそのように伺っています」と付け加えた。
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( 翻訳者:沓澤実紗子 )
( 記事ID:18099 )