「ガイダンス」課程、廃止に:教育制度改革で答申
2009年12月15日付 Mardomsalari 紙
教育最高評議会の答申により、教育制度から「ガイダンス」課程が廃止されることが決まった。
〔※訳注:「ガイダンス課程」とは、日本の「中学」にあたる課程。現行のイランの初等・中等教育制度は、小学校課程5年、ガイダンス課程3年、高校課程3年、大学進学課程1年の12年制。ガイダンス課程は生徒たちを普通高校に進学するか、職業高校に進学するか、「ガイダンス」する(選別して導く)ための課程として位置づけられている〕
ILNA(イラン労働通信)が政府広報局の発表として報じたところによると、ハミード・レザー・ハージー=バーバーイー教育大臣は、「大統領出席のもと開かれた教育最高評議会は本日(月曜日)、現行の教育制度からガイダンス課程を廃止し、教育制度を初等教育6年・中等教育6年の2課程に分割することを決定した」と述べた。
同相はさらに、「今回の決定で、幼児教育課程が国の公教育として復活し、初等教育課程の年数が6年に増加することになった」と述べた。
ハージー=バーバーイー教育相はまた、「同様に、今回の決定によって、大学進学課程を中等教育課程の一環として位置づけることも決まった」と付け加えた。
同相は「〔‥‥〕この計画の施行時期については、教育最高評議会の今後の会議のなかで決められる予定だ」と話した。
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( 翻訳者:柳田絵莉子 )
( 記事ID:18113 )