イエメン国境地帯でのサウジとホースィー派との戦闘が長期化の様相
2009年12月23日付 al-Sabah al-Jadid 紙

■ イエメン国境でのサウジアラビアと反乱戦力との戦闘が長引く

2009年12月23日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)HP1面

【リヤド】

 外交官やアナリストたちによれば、サウジアラビア王国とイエメンの反乱勢力との戦争は長期化しており、隣国イエメンに拠点を構えるアル=カーイダ過激派の侵入を防ごうとする努力は複雑化している。

 サウジは先月、シーア派を信仰するホースィー派反乱勢力が国境を侵犯したことを受けて攻撃を開始した。軍事専門家によると、サウジはF15といった欧米の最新兵器を所有しているが、イエメン国境地帯の山岳地帯に陣取るゲリラ部隊との戦闘についてはこれといった経験がない。

 ドバイの近東・湾岸軍事分析機関のテオドール・カラシック所長は、「ホースィー派は従来型とは違う戦争を、こうした戦闘に必要な装備も訓練もない軍隊に対し挑んでいる」と語る。

 サウジとその同盟国である合衆国は、アル=カーイダがイエメンを発射台として利用し、サウジとその背後に控える勢力を攻撃することを懸念している。ホースィー派はイエメン国内で、政府軍を相手に戦っている。

 サウジとイエメンをつなぐ幹線道路は2本あるが、山岳や洞窟、枯れ谷、広大な沙漠地帯だらけの1500キロにも及ぶ国境を封鎖することはほぼ不可能だと専門家たちは言う。また、サウジは高いフェンスを建設するとの決意を固めているが、国境での戦闘が続いている現時点では、近い将来に建設を始めることは困難であり、国境の別の部分からのアル=カーイダの侵入が増すだろうとアナリストは語る。

 アル=カーイダがホースィー派と手を結んでいるとのイエメン政府の主張を裏付ける証拠はないが、外交官やアナリストたちはアル=カーイダがホースィー派反乱勢力を利用しようとしたり、あるいは少なくとも国境地帯での混乱を利用しようとする可能性はあると述べている。

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( 翻訳者:山本薫 )
( 記事ID:18124 )