PKK支援の罪で、地方自治体5首長を含め8県で多数の逮捕
2009年12月24日付 Milliyet 紙
ディヤルバクル共和国検察は、PKKのトルコ支部組織ともいえるクルディスタン社会連合に対して掃討作戦を実施したが、その一環として、警察は8県で同時に作戦を実行した。この作戦では、民主市民党(DTP)の解党の後無所属になり、昨日平和民主党(BDP)に移った市長たちを含む多数が逮捕された。テロ組織PKKのトルコ支部組織ともいえるクルディスタン社会連合(KCK)に対して行われた捜査の一環として、今朝ディヤルバクル県警テロ対策チームが、8県で同時に作戦を開始した。
作戦において、DTPの解党の後に無所属になり、5年間の政治活動が禁止されたスィイルト市長のセリム・サダク氏、無所属で5年間の政治活動が禁止されたシュルナクのジズレ郡郡長のアイドゥン・ブダク氏、バトゥマンの元市長ヒュセイン・カルカン、DTPの解党に伴い、昨日BDPに移ったディヤルバクルのスル郡郡長アブドゥッラー・デミルバシュ氏、カヤプナル郡郡長ズルクフ・カラテキン、バーラル市長ユクセル・バラン、ディヤルバクル広域市市長補佐アリ・シムシェキ、解党させられたDTPのディヤルバクル元県知事フラト・アンル、人権協会(IHD)ディヤルバクル支部長ムハレム・エルベイ、バーラル市元市長ユルドゥセフ・オズソクメンレルなどの多くの逮捕者が出た。作戦は続けられる一方、警察が逮捕した人の家宅捜索、職場での捜索が行なわれ、パソコンのデータを始めとする数多くの文書が押収された。
■ヴァンで11人逮捕
ディヤルバクル共和国検事の指示で行われたKCK掃討作戦において、ヴァンでは11人が逮捕されたことが明らかになった。
夜から早朝にかけてヴァン警察テロ対策チームは、特定の住所への作戦を同時に遂行した。ディヤルバクルと共に11県で行なわれた作戦においてヴァンでは、メソポタミア文化センターおよびセルハト文化センターと15か所の家宅捜索が行なわれた。多くの文書が押収される一方、この作戦において、解党させられたDTPメンバーを含む11人が逮捕された。当局は、11人を無許可デモで人々を扇動したという理由で逮捕したと発表した。
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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:18132 )