公正発展党(AKP)の各県支部での集団辞職が目に付く。トラブゾン県党支部長、コンヤ県党支部長、そしてイズミルでも30人の郡支部長のうち17人が辞職している。
公正発展党のコンヤ、トラブゾン各県党支部で集団辞職が起きている。先週月曜日(21日) 、党本部に召喚され辞職したムスタファ・チェビキ前コンヤ県党支部長は、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相に敵対していたにもかわらず7月の県党会議で県党支部長に選出されていた。またチェビキ前支部長の辞職に続いて、副支部長が4名に次席候補を含めた15名が辞職した。今後辞職者の数は20人にものぼるだろうと言われている。
公正発展党所属のトラブゾン県党支部長であるアフメト・メティン・ゲンチ氏も執行部とともに辞職したことがあきらかになっている。ゲンチ前党支部長は「党本部や首相は『われわれがあなた方を罷免するか、自ら辞職するかだ』というような明確な態度をとらなかった」という表現を用いてコメントした。
公正発展党では7月の県党議会の際にムハンメト・バルタ県党支部長が党本部の後押しで立候補したが、前職のアフメト・メティン・ゲンチ氏も党本部の反対を無視して出馬。選挙はゲンチ氏がバルタ氏に勝利し、「首相の思惑に反する勝利」とも言われた。さらにこの結果は公正発展党周辺部で不快感を生む原因ともなっていた。
公正発展党所属イズミル県党支部長オムル・カバック氏も、イズミル県内の30の郡支部長のうち17人が辞職したと話している。
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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:18146 )