スーダン、バシール大統領の参加を防ぐためにサミット開催地を変更した仏を「植民地主義的」だと批判
2009年12月17日付 al-Quds al-Arabi 紙
■スーダン、フランス・アフリカサミットの開催地変更を批判
2009年12月17日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面
【ハルツーム】
スーダンは水曜日、ウマル・アル=バシール大統領の参加を妨害するためにフランスがフランス・アフリカサミットの開催場所をエジプトではない場所に移したことを批判し、仏は植民地主義的立場をとっていると非難した。
スーダン外務省のムアーウィヤ・ウスマーン報道官がフランス通信社(AFP)に対し、「仏は古い植民地主義的考えで行動している。このような立場はバランスを欠き、合理的でない」と述べた。
仏のアラン・ジョワイヤンデ協力・仏語圏担当大臣は火曜日、フランス-アフリカサミットは翌年5月に仏において開かれるだろうと語り、その後エリゼ宮もこれを確認していた。
ダルフール紛争における戦争犯罪の容疑で国際逮捕状が出されているバシール大統領のサミット出席問題は、ここ数カ月の間、仏政府とエジプト政府に外交上の難問をつきつけていた。
エジプト政府がバシール大統領を招待しないことはできないとの考えを示したのとは反対に、国際刑事裁判所を強く支持している仏は、このサミットへのスーダン大統領の参加に合意するわけにはいかなかった。
フランス-アフリカサミットにスーダンがどのレベルの代表を送るのかとの質問に対してウスマーン報道官は、「その話題は時期尚早である」と返答した。
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( 翻訳者:中島希 )
( 記事ID:18148 )