シリア、イスラエルがゴラン高原から完全撤退しない限り交渉再開はないと明言
2009年12月10日付 al-Quds al-Arabi 紙
■シリア、イスラエルがゴラン高原から撤退しないかぎり交渉の可能性はないと表明
2009年12月10日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面
【ダマスカス】
シリアは木曜日、イスラエルがゴラン高原からの完全撤退を実行しないかぎり、同国との間接和平交渉の再開はないと表明した。また、東エルサレムとゴラン高原からの撤退前に投票の実施が必須だとする法案をクネセット〔イスラエル議会〕が採決をしたことを非難した。
シリア外務省高官筋が発表し、フランス通信社(AFP)が報じた声明にはこう書かれている。「ベンヤミン・ネタニヤフ首相率いる現在のイスラエル政府は、ゴラン高原から完全撤退しない限り、シリアがトルコの仲介による間接交渉に決して復帰しないとわかっている」「シリアが領土を取り戻すことは交渉の議題ではなく、国連決議で確認された権利だ」。
クネセットでは水曜日、ゴラン高原からの撤退を定めたいかなる協定も、事前にクネセットで過半数、つまり120議員中61人の賛成を得ていなければならないという法案を採決していた。
(後略)
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( 翻訳者:中島希 )
( 記事ID:18149 )