ディジュレ大学での無許可集会に参加した罪で裁判を受けていた、解党命令をうけた民主市民党アフメト・チュルク元党首の孫ルケン・チュルク氏が、9年7ヶ月の懲役刑の有罪判決を受けた。
ディヤルバクル第5重刑法廷所で行われた裁判審理に拘留なしでかけられていたルケン・チュルク容疑者が参加せず、弁護士のレフシャン・バタライ氏が出廷した。裁判では、容疑者の弁護士であるバタライ氏が依頼人について無罪判決を要求した。法廷での短い休憩ののち、チュルク容疑者はトルコ刑法の「テロ組織メンバーになり、組織の名のもと犯罪を行った」罪と「組織活動の一環で教育への妨害を行った」罪で合計9年7ヶ月の懲役刑に処せられることが決定した。
■容疑を否認
ディジュレ大学数学学部1年生のルケン・チュルク容疑者は、以前の裁判審理で罪状を否認し、「僕は、シャンルウルファのビレジキ郡で4月4日に起きた事件では、親友で数学学部生徒のマフスム・カラオーランを失うという悲しみを負った。教育の妨害はしていない。組織のプロパガンダにも関与していない」と主張した。
■事件
シャンルウルファのビレジキ郡で2009年4月4日、テロ組織幹部の長オジャランの誕生日を口実に、あるグループが無許可集会を開催した事件で、ディジュレ大学数学学部生徒のマフスム・カラオーランが死亡した。カラオーランの死を悼んでディジュレ大学で行われた無許可集会に参加した罪でルケン・チュルク逮捕され、様々な容疑で告訴されていた。
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( 翻訳者:牧史織 )
( 記事ID:18169 )