政治活動禁止措置のチュルク元DTP党首とトゥールク元議員、出廷・証言
2009年12月31日付 Milliyet 紙
昨晩(2009年12月31日)、DTP(民主市民党)の解党措置の理由が官報に掲載された後、国会議員としての身分を失い、国会議員としての不逮捕特権をも失ったアフメト・チュルク元DTP党首とディヤルバクル選出のアイセル・トゥールク元議員は、昨日(2009年12月31日)の朝出廷し、自身の訴訟に関して供述を行った。
PKK(クルド労働者党)に対し、休戦の呼びかけをしたとして罪に問われている(注)チュルク元党首は、平和のための呼びかけをしたと話した。チュルク党首は、「銃撃を止めさせようとすることは罪ではなく、喜ばれるべきことである。私が沈黙してしまってはいけない」と話した。トゥールク元議員は、一時期アブドゥッラー・オジャランの弁護士を務めていたとし、口頭弁論のなかで「罪と罪人を称揚した」という主張を認めないと話した。訴状で指摘された三つの演説における発言は自分のものであると話したトゥールク元議員は、「この問題の平和的な解決は、いくつかの現実を明らかにすることで実現する。オジャランとPKKは実在(当事者)であり、これらを抜きにしてはクルド問題の解決はない」と話した。チュルク元党首とトゥールク元議員が供述を行ったアンカラ第11重罪裁判所の法廷に新聞記者たちは入れなかった。BDP(平和民主党)の議員ベンギ・ユルドゥズ、イブラヒム・ビニジ、ヌーリ・ヤマンは、チュルク元党首とトゥールク元議員を公判で見守った。
■欧州人権裁判所(AİHM)へ行きます
裁判所で供述を行ったチュルク元党首とトゥールク元議員はその後、BDPの本部へ行った。ここで新聞記者たちに対しチュルク元党首は、訴訟に関して欧州人権裁判所へ提訴する予定であると述べた。
(注)トルコ政府はPKKをテロ組織であるとし、合法的な組織として認めていないため、PKKと関わりをもつことは罪となる
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:小川玲奈 )
( 記事ID:18177 )