2009年には何があった?(no.31~40)
2010年01月01日付 Hurriyet 紙

7/21 父と息子による殺人
エラズーのバスキル郡内のカラアリ村において、「精神異常」とみられる父親と二人の息子による武装攻撃によって6名が死亡、7名が負傷した。

8/4 海軍・空軍で人事異動
高等軍事参議会は、海軍司令官に、艦隊総司令官のエシュレフ・ウール・イイート艦長、空軍司令官に国防大学校総長ハサン・アクサイ将軍、第一陸軍司令官に参謀本部第二総司令官ハサン・ウースズ将軍、参謀本部第二総司令官のポストには陸軍参謀長官アスラン・ギュネル将軍の任命を決定した。参議会は、トルコ国軍(TSK)から3人の軍人が離職することについても、投票によって承認した。

8月 民主的解決策
政府は、一般にクルド問題解決策として知られる民主的解決策の動きを始めた。ベシル・アタライ内務大臣が推進するこの民主的解決策に対し、野党からの強い反発があがっている。首相は、バイカルCHP党首と会見すべく書状を書いたが、CHP党首がビデオ撮影を条件としたため、会見は実現していない。民主市民党はというと、「PKKとオジャランなしで解決の道はあり得ない」という態度を示した。民主的解決策のため、PKKの一グループが投降した。34名からなるこのグループは、地方司令本部において特認検察官への証言を行い、裁判所の判断で解放された。しかし、このグループに対しDTP党員たちが英雄的扱いをしたため、反発を招いた。

9/8 洪水被害
トラキヤで発生した洪水の影響で7名が死亡、13名が負傷した。洪水の最も大きな被害のひとつはハルカルで起こった。窓のないヴァンであるにも関わらず、送迎バスとして使われていた車にのっていた女性8名が、洪水の犠牲となって亡くなった。長距離トラックの車庫でも、7名が泥水にはまり、溺死した。イスタンブルでは、シリブリ、チャタルジャ、市内を含めて26名が、テキルダーでは5名の方が洪水によって亡くなったと発表された。11月4日には、テキルダーで起こった豪雨が、マフラムル川を決壊させ洪水が発生した。洪水で溺れた人が一人が亡くなっている。イスタンブル広域市はアヤママ谷の谷底に建てられた建物の取り壊しを決定した。

9/25 警察官逮捕される
イスタンブルにおける麻薬捜査の一環で、警察副署長のエミン・アルスランと第4級警察署長ムラト・ネムトゥル、ムスタファ・アラルが逮捕された。

10/3 四姉妹の謎の死
カフラマンマラシュとカイセリ街道の12キロ地点にあるハサンジュクル橋の袂で、四姉妹が水死しているのが発見された。少女たちは、集団自殺を図ったものとみられている。

10/5 DISK会長、銃撃
トルコ革命労働組合連盟(DISK)会長のスレイマン・チェレビは、シシュリにある連合本部の部屋で足を撃たれて負傷した。逃亡を図った加害者のルザー・トゥンチュビレキは拘束され、10月6日に逮捕された。この暗殺計画には、エルゲネコンとの関わりがあるといわれている。

10/12  ウザンがフランスへ亡命要請
青年党党首ジェム・ウザンの弁護士であるシャイラン・チュグンはフランスが、彼のクライアント(=ジェム・ウザン)に政治亡命を認めたと主張した。10月13日、イスタンブル共和検察局は、ジェム・ウザイのフランスへの「政治亡命要請」に関し調査を開始した。10月14日、イスタンブル第8重罪刑事裁判所が、フランスへの「政治亡命要請書」を行っているジェム・ウザンに逮捕状を出した。10月17日、ジェム・ウザンは国際手配リストに掲載された。この頃、ウザンの姿はパリで目撃されている。

10/14 初めての新型インフルエンザ患者
トルコで初めて、アンカラの私立小学校の生徒から新型インフルエンザの感染者が出た。学校は一週間休校となった。10月24日には保健省が、アンカラで一人が新型インフルエンザの死者が出たことを発表した。12月14日までに新型インフルエンザで亡くなった方は415名になっている。保健相レジェプ・アクダーは新型インフルエンザの予防接種を受けた。エルドアン大統領はと言うと「新型インフルエンザのワクチン接種は考えていない」と発言した。しかし、保健相はハイリスク・グループを対象に予防注射の接種を開始した。

10/18 ユーラシアマラソンで自殺騒ぎ
第31回大陸間横断ユーラシア・マラソン大会の開催中に、ひと一人がボスフォラス橋から身を投げて自殺した。

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( 翻訳者:沓澤実紗子 )
( 記事ID:18182 )