アフガンのCIA基地を狙った攻撃でヨルダン人将校が死亡、両国情報部の協力関係が露見
2010年01月05日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ヨルダン人将校がアフガンで死亡したことで、ヨルダン情報部とCIAの協力関係が露見
■ヨルダン側は拘束者の尋問と情報提供者の動員を担当

2010年01月05日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【ロンドン:本紙】

 アフガニスタンで先週水曜日に殺害されたヨルダン人将校の葬送の先頭に立ったのは、ヨルダンのアブドゥッラー2世国王と王族メンバーたちであった。

 同日にヨルダン軍はアッシャリーフ・アリー・ブン・ザイド軍曹の死亡を発表した。彼は国王の親族で、アメリカ合衆国が率いる同盟軍に参加するヨルダン軍の一員として、アフガニスタンに赴任していた。

 米中央情報局(CIA)は先週水曜、アフガン東部の基地で起きた自爆攻撃により、局員8名が死亡し、他6名が負傷したことを確認していたが、アッシャリーフ軍曹はその犠牲者の一人だった。

 アフガニスタンのCIA基地をねらったヨルダン人自爆犯によるこの攻撃によって、中東における米情報局の最良の同盟者としてヨルダン情報部が担っている役割が露見した結果となった。

 ワシントン・ポスト紙によれば、同軍曹はアフガン東部にあるCIAの最重要基地で勤務していた。そこにある人物がCIAの協力者たちの只中で自爆を実行したのである。

 国境に近いこの基地に課された任務は、一日50回以上におよぶパキスタン部族地域への空爆に出撃する無人戦闘機のための情報提供だった。米のアフガン侵攻以来数年間、国境地域で勤務したCIAの前責任者であるジェーミー・スミスは、「ヨルダン人は拘束者の尋問と情報提供者の動員にすぐれた力量を持っていた。それは彼らが過激な武装集団やスンナ派・シーア派といった文化に通じていたためだ」と語っており、両国の治安協力はテロとの戦いにとって重要であると米の当局者たちも述べている。

 ヨルダンの諜報活動は人権団体によって「拷問だ」と非難されているにもかかわらず、米の当局者たちは、「アフガンやイエメンでの諜報活動は通常、同盟国であるヨルダンを頼りに行われてきた」と語っている。

(後略)

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( 翻訳者:山本薫 )
( 記事ID:18200 )