2010年初国会、初騒動―平和民主党、登場
2010年01月05日付 Milliyet 紙


国会の本会議で初騒動が生じた。アフメト・チュルク氏とアイセル・トゥールク氏の国会議員職を剥奪とする憲法裁判所の判断が読み上げられた際だった。平和民主党(BDP)の議員たちも、民主市民党(DTP)が解党してから初参加となる本会議で憲法裁判所の判断が読み上げられるのを聞いた後に、立ち上がり手を叩いて抗議した。シュルナク選出のBDP議員ハシプ・カプラン氏は「アフメト・チュルク氏がこの議会にまだ戻ってくるのを目にするでしょう!」と叫んだ。

国会の本会議は、ギュルダル・ムムジュ国会議長の下で召集された。そこでは、アフメト・チュルク氏とアイセル・トゥールク氏の国会議員職を剥奪とする憲法裁判所の判断が読み上げられた。BDPの議員たちも、DTPが解党してから初参加となる本会議で憲法裁判所の判断が読み上げられるのを聞いた後に、立ち上がり手を叩いて抗議した。シュルナク選出のBDP議員ハシプ・カプラン氏が「アフメト・チュルク氏がこの議会にまだ戻ってくるのを目にするでしょう!」と叫ぶ場面もあった。本会議を運営したムムジュ議長はBDP議員たちに警告を発した。

■クルトVSウチェル

国会本会議で、公正発展党(AKP)ディヤルバクル選出のアブドゥッラフマーン・クルト議員とBDPヴァン選出のオズダル・ウチェル議員の対立が起こった。クルト議員は、BDP議員たちの中に入りウチェル議員に手を差し伸べ、祝おうとした。クルト議員に手を差し出さないウチェル議員は「憲法判断の責任者は君らだ」と言った。クルト議員はウチェル議員に「では外へでよう」と答えると、ウチェル議員はAKPの所属議員たちの方へまっすぐ歩いて行き、場が緊張する中でトルコ大国民議会運営委員スッル・サクク氏とBDPシャンルウルファ選出イブラヒム・ビニジ氏がウチェル議員を裏に連れ出した。

■BDP議員サクク氏と共和人民党(CHP)議員メング氏のあいだで「アフメト・チュルク」をめぐる口論

国会の舞台裏でCHPのシャーヒン・メング議員とトルコ大国民議会運営委員スル・サククBDP議員のあいだで、「アフメト・チュルク」をめぐる口論が起こった。メング議員がチュルク氏について「私をエルゲネコンの仲間と言うが、アンカラの賭博場をたたんだ共同経営者が関係していたらどうなってた?」と皮肉ると、サクク議員とBDPシャンルウルファ選出イブラヒム・ビニジ議員が「あんた、彼のことを批判できないでしょう」と反論し、口論が起こった。

国会本会議のあいだじゅう野党席では、CHPマニサ選出のシャーヒン・メング議員と、運営委員スル・サクク議員とシャンルウルファ選出イブラヒム・ビニジ議員のあいだで口論が起こっていた。CHPメング議員はまわりの人々と談笑する中で、解党したDTPの党首だったアフメト・チュルク氏が同議員について「エルゲネコンの仲間」と揶揄し、メング議員もテレビ番組でチュルク氏について「アンカラの賭博場をたたんだ共同経営者が関係していたらどうなってた?」と反論したと話した。メング議員のチュルク氏についての話に対して、運営委員スル・サクク議員とシャンルウルファ選出イブラヒム・ビニジ議員が反論した。サクク議員はメング議員に「あなた、彼のことを批判できないでしょう」と叫んだ。メング議員とサクク議員は互いに「この犬っころが」と罵り合い、口論は他の議員達が間に入っておさめられた。

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( 翻訳者:牧史織 )
( 記事ID:18203 )