ガザ地区のキリスト教徒数十人がクリスマスの行事参加でベツレヘムへ
2009年12月25日付 al-Hayat 紙

■ ガザ地区のキリスト教徒数十人、エレツ通行所を通ってベツレヘムへ向かう

2009年12月25日付アル=ハヤート紙(イギリス)HPアラブ世界面

【ガザ:AFP】

 キリスト教諸派の消息筋によると、ガザ地区のキリスト教徒数十人が昨日、ヨルダン川西岸地区のベツレヘム市で開催されるクリスマスの行事に参加するため、イスラエル当局から許可を得た後、同市に向かった。

 これらのキリスト教徒はガザ地区北部にあるベイト・ハーヌーン(エレツ)通行所を通り、イスラエル領内を通過してベツレヘムに向かった。イスラエル軍は声明の中で、35歳以上のガザ地区のキリスト教徒に対し、ベツレヘムでのクリスマス行事に参加するための出域許可書300通を付与したと述べた。

 ハンナ・ミハイル氏(38歳)は、「35歳以上であるにも拘わらず」許可を得られなかったため不満を漏らし、「私の友人の多くは、自分が許可書を得ても妻が得られなかったり、その逆であったりしたため、行くのを断念した」と述べた。

 ガザ地区には[パレスチナの]キリスト教徒150万人のうち3500人が暮らしており、その大多数が東方正教会で、15パーセントがローマ・カトリックである。イスラエルは2007年6月中旬にハマースがガザ地区を制圧して以来、同地区を封鎖している。

Tweet
シェア


原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:青山沙枝 )
( 記事ID:18209 )