ハマース、イスラエルとの捕虜交換取引に関して新条件を提示か
2009年12月24日付 al-Hayat 紙

■ ハマース、イスラエルの提案に不満
■ 自治区外への追放の代わりにガザ地区への追放受け入れを検討

2009年12月24日付アル=ハヤート紙(イギリス)HP1面

【ラーマッラー:ムハンマド・ユーニス、カイロ:ジーハーン・アル=フサイニー】

 ハマースの消息筋が明らかにしたところによると、ハマースは昨日(23日)ドイツの仲介担当者から公式に伝えられた捕虜交換取引に関するイスラエルの提案に満足していないが、決定は数日間検討した後、政治局において下されると付け加えた。ハマースは捕虜の追放先を自治区内にするという条件の下で追放を受け入れることを検討しており、「はい、しかし」式の応答[条件付き受け入れ]をすると見られている。

 同筋によると、捕虜交換取引に関するイスラエルとの間接的な交渉は様々な側面で進展を見せたが、完了させるにはまだ不十分だという。進展が見られた具体的な点は、イスラエルが解放の用意があることを表明した収監者の種類と、追放が提案されている収監者の数の減少だという。

またハマースの消息筋は、ハマース政治局がイスラエルの提案に応答して、自治区外への追放の代わりに自治区内における追放、すなわち西岸地区からガザ地区への追放という別の提案をするだろうとの見通しを示した。また、「ハマースはおそらくハマース軍事部門の幹部など、イスラエルが解放を拒否する収監者複数の自治区外への追放を受け入れるだろう」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:梅原春奈 )
( 記事ID:18210 )