米議会議員らが国務長官にヒズブッラーの武装解除を要求
2009年12月05日付 Al-Nahar 紙
■ 米議会議員31人がヒズブッラーの武装解除を要求
2009年12月05日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
【ワシントン:ヒシャーム・ムルヒム】
アメリカ合衆国下院の議員31人はヒラリー・クリントン国務長官に対して、レバノン政府と国連に、イランがイスラエルへの軍事的攻勢にヒズブッラーを利用することを止めさせ、ヒズブッラーを武装解除し、「国連決議第1701号違反」を止めさせるべく圧力をかけるよう促した。
議員らはクリントン氏に宛てた書簡の中で、米政府がレバノン軍へ1億ドルの支援を行い、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)に対しては2010年会計年度に約2億1千万ドルの資金を拠出していることを利用して、これらの目的を達成するよう呼びかけた。議員らは「このような資金援助は、米国の納税者が税金の成果を目にする資格があることを意味している」と主張した。
書簡には、「レバノン・イスラエル国境地帯でイランの支援を受けて事態が激化する可能性に鑑みて、合衆国はこのような危険に対処するため既存の資源を利用するべきである。安保理決議への明白な違反を受け、この違反に対する国連の対応を保証するために政府がとっている措置に関して我々は疑問を持っている。ヒズブッラーの武装解除やレバノン南部におけるイラン製武器の一掃に向けた国際的措置への支援に努めることが我々には必要である」と述べられている。
書簡に署名した議員らの殆どは、イスラエルを強力に支援していることで有名である。議員らは、もしイランの核開発計画を中止させるための努力が停滞すれば、「レバノン南部における手先であるテロ組織ヒズブッラーに、地域紛争を勃発させるよう命ずる」ことによって、イランはこの核問題への国際社会の関心を逸らしてしまうだろう、と警告した。
(後略)
原文をMHTファイルで見る
( 翻訳者:南・西アジア地域言語論(アラビア語メディア翻訳) )
( 記事ID:18216 )