プレス監視委員会は昨日の会議で、「ジョムフーリーイェ・エスラーミー」(イスラーム共和国)、「ファルハンゲ・アーシュティー」(和解の文化)、「アールマーネ・ラヴァーベテ・オムーミー」(広報の理想)、「カールーン」(地名)、「アーフターベ・ヤズド」(ヤズドの太陽)、「エッテマード」(信頼)の6紙、ならびに週刊誌「パンジャレ」(窓)に対して、警告を行った。
〔文化イスラーム指導省〕プレス問題広報局の発表によると、昨日開かれたプレス監視委員会の会議で、「
ジョムフーリーイェ・エスラーミー」ならびに「ファルハンゲ・アーシュティー」の両紙に対しては、ミール・ホセイン・ムーサヴィーが最近発表した声明について報じ、同声明文を紙上に掲載したことを理由に、また「エッテマード」紙に対しては、「シェイフ・ユーソフ・サーネイーにはマルジャとしての資格がない」とする
ゴム神学校講師協会の最近の発表について分析記事を掲載したとして、〔‥‥〕警告が与えられた。
〔※ジョムフーリーイェ・エスラーミー紙は保守強硬派の代表的な新聞で、ハータミー政権時代は改革派を非難する姿勢を示していたが、ラフサンジャーニーに近いともいわれ、最近ではムーサヴィー支持を打ち出している。ムーサヴィーは先日、問題解決へ向けた声明を発表したが、これに対して一部の「原理派」からは「国民の和解を進める一助となる」として、前向きな評価も見られる。〕
〔中略〕
プレス監視員会の会議ではまた、「パンジャレ」誌が「オショウ」という名の人物の写真を掲載した問題についても検討が行われ、逸脱した神秘主義を喧伝し、倫理的にも問題を抱えた人物を取り上げたことから、同誌に対して警告が与えられた。
〔※「
オショウ」は世界的に有名なインド出身の神秘家で、イランでも60冊以上の翻訳が出版されるなど人気を博したが、現在は出版が禁じられている模様。〕
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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:18221 )