エジプト保健相、新型インフルエンザによる死亡者数は今月がピークと予測
2010年01月06日付 Al-Ahram 紙
■エジプト保健相、新型インフルエンザの死者数増加を予測
2010年01月06日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面
【カイロ:フサーム・ザイード】
エジプトのハーティム・ガバリー保険相は、1月中の新型インフルエンザによる死亡者数は約200人にのぼると予想した。ただし、2月と3月にはその数は減少し始めるだろう という。
1月5日までのエジプト国内の新型インフルエンザによる死者数は合計して159人にのぼるが、ガバリー大臣によれば、この数字は深刻な問題が存在することを示すわけではないという。これまで季節性インフルエンザの死者数の統計が取られたことはなく、今回が初めての統計調査であり、今年の情報が今後のインフルエンザに関する情報の基礎を形成することになると指摘した。
またガバリー大臣は、学童への予防接種キャンペーンに代表される国のワクチン接種政策が数日前に始まったことで、2~3週間のうちに今のインフルエンザ流行の波は早急に引き、今月末には終息すると強調した。
さらに大臣は、エジプト国内で始まった新型インフルエンザ対策へのあらゆる努力は継続されなければならないと指摘した。というのは、伝染性鳥インフルエンザのように、ウイルスが変化する危険性の要素がエジプトには存在するからだ。それ故、予防策を継続する必要があるという。
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( 翻訳者:倉井彩 )
( 記事ID:18243 )