英国裁判所がイスラエル外相に一時逮捕状
2009年12月16日付 al-Quds al-Arabi 紙

■リブニ外相の逮捕を阻むために英諜報部が協力する可能性?
■リブニに逮捕状が出されたことを受け、イスラエルがイギリスに警告、英国大使に抗議、戦犯法の修正を要求

2009年12月16日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【ロンドン、ナザレ:ハヤーム・ヒサーン、ズハイル・アンドラウス(本紙)】

イギリス司法によるイスラエル人高官たちの訴追を防ぐ措置をとらないなら、イギリスは中東和平プロセスで有効な役割を演じることはできないと、イスラエルは昨日イギリスに警告した。

イスラエル外務省がこの警告を出したのは、イギリス司法が彼女を起訴する恐れがあるとして、ツィピ・リブニ前外相が訪英を中止したため だ。

現在、野党を率いているリブニ氏は、1年前にイスラエルがガザ地区に対して行った戦争で自身が果たした役割に対する告発を受けて、イギリスの裁判所から逮捕状が出ていると知らされたことから、この決定を行った。

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ外相は、イスラエルの自衛能力を妨げることにつながる「このようなばかげたこと」は受け入れない、との声明を出した。また、イスラエル外務省の声明は、「過激分子のイニシアチブによってイギリスの裁判所がツィピ・リブニ氏に対して採った悪意ある措置を、イスラエルは拒否する」と述べて、イギリス政府に対し、反イスラエル分子がイギリス司法を利用することを認めないとの方針を遵守するよう訴えた。その上で、この事態を実際に終結させるために断固且つ即時の行動をとらなければ、両国関係に悪影響が出るだろうと警告した。

さらにイスラエル外務省は、「もし、イスラエルの指導者達が正常に訪英できなくなれば、中東和平プロセスで有効な役割を演じたいイギリス政府にとって、真の障害になるだろう」とも述べている。

昨日、イスラエル外務省はトム・フィリップス駐イスラエル英国大使を召喚して抗議し、イスラエル政府の抗議文を手渡した。


リブニ氏に対する告訴は、昨冬、イスラエル軍がガザ地区を攻撃した際に、彼女が外相に就任したことと関連している。2008年12月27日から2009年1月8日まで行われたこの攻撃の表立っての目的は、パレスチナからイスラエルへのロケット弾発射を止めることだとされていたが、女性と子供を含め、パレスチナ人1400人が殺害された。

火曜日、駐英イスラエル大使は、イスラエル前外相への逮捕状を発行したイギリスの裁判所決定を批判した。ロン・プローサー大使は、イスラエル軍ラジオで、「現在の状況は耐え難い。変化すべき時が来ている」と語った。

(後略)

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( 翻訳者:梶田知子 )
( 記事ID:18252 )