イエメン:ウラマーたちが外国軍介入に警告
2010年01月15日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ イエメンの宗教人ら、外国軍が入ればジハードを呼び掛ける
2010年01月15日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HPアラブ情勢面
【サナア:本紙】
木曜(14日)、イエメンの宗教関係者グループは、外国軍が同国に入った場合にはジハードを認めるとの声明を出した。
首都の宗教関係者150名が署名した同声明は、他国がイエメンに対し敵対的軍事行動を起こした場合、もしくは攻撃した場合、あるいは軍事的治安的に同国に介入した場合、イスラームに則り全信者にジハードを呼び掛けるとしている。
12月25日の米旅客機爆破未遂事件につき、アラビア半島のアル=カーイダが犯行声明を出して以来、合衆国主導による過激派対策を背景にイエメンに対する関心が高まっている。
合衆国並びにサウジアラビアが懸念するのは、カーイダがイエメンの混乱に乗じ作戦範囲をサウジ及び域内他国へ及ぼすことである。
イエメン当局によれば、過激派に対する軍事作戦は続行されており、社会的、経済的、宗教的疎外を申し立てる彼らは2004年以来イエメン政府と戦闘を行っている。
北部でのホースィー派との対立に加え、イエメンは、南部では分離主義と、そして多くの県で活動を始めたカーイダに対抗しなくてはならない。
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( 翻訳者:十倉桐子 )
( 記事ID:18264 )