教育相、教科書の「男女別」化を否定
2010年01月12日付 Jam-e Jam 紙

【社会部】教育相は最新の発言の中で、教科書の「男女別」化について、「教科書は男女とも一緒である。教科書の編纂にあたり、〔男女別の〕変更が加えられることはない」と語った。

 以前、各メディアは内務省の公式サイトに掲載されたハミード・レザー・ハージー=バーバーイー教育相の発言を引用する形で、教科書を男女別々にする計画であることを報じていた。

 中央報道局が伝えたところによると、教育相は昨日、教科書の男女別化の予定は教育省にはないと強調した上で、「男女の教科書を別々にする教育計画は、今のところないし、将来もない」と付け加えた。

 ハミード・レザー・ハージー=バーバーイー教育相はさらに、次のように述べた。「生徒たちには個人的な違いが存在することから、教育方法も年齢や性に応じて異なるものだ。〔しかしながら〕教科書は男女とも一緒であり、教科書の編纂にあたって〔男女別の〕変更が加えられることはない」。

 ハージー=バーバーイー教育相はさらに、「教育の基本的なやり方が変化するのにともない、教科書にも変更が加えられる予定だ。しかし、これは男女の性別に応じて教科書が別々になるという意味ではなく、伝統的な暗記中心の方法から、思考能力やイノベーション能力を生徒に身につけさせる方法へと、学習のあり方を変えるという意味だ」と指摘した。

 同相はその上で、「教科書を男女別々にするなどというウワサがどこから来たのか、誰がそれを言い、誰がそれを分析したのか、はっきりさせる必要がある。教育について指摘されたり、さまざまな専門家の分析の対象となったりする報道記事には、何の根拠もないでたらめであることが、調査の結果判明することが、時にある」と述べた。

 ハージー=バーバーイー教育相はこのように、この問題についての報道は全くのでたらめであると指摘したが、実のところ、この報道のソースとなったのは報道機関ではなく、内務省の公式の広報サイトであった。

 また、教育相の発言としてこの問題が報じられたのは3週間前で、この間、教科書の男女別化についての報道は複数のマス・メディアで何度も取り上げられてきたにもかかわらず、教育省及び同省付属の各機関はこの報道を否定してこなかった。

〔後略〕

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( 翻訳者:斉藤正道 )
( 記事ID:18272 )