参謀本部「クーデーター計画関係の書類は発見されず」―第二次エルゲネコン裁判
2010年01月15日付 Hurriyet 紙

参謀本部は、第二次エルゲネコン裁判の起訴状にある、サルクズ(金髪の子)、アイ・ウシュウ(月光)、エルディヴェン(手袋)、ヤカモズ(燐光)という名のクーデター計画について裁判所へ文書を提出し、これらの計画に関する書類や情報が発見されなかったことを通知した。

第二次エルゲネコン裁判の被告人、「新党」党首で新聞記者のトゥンジャイ・オズカンの請求に基づき、参謀本部は、エルゲネコン裁判が行われるイスタンブル第13重罪法廷へ上申書を提出した。これによると、2000年から2009年の間、トルコ国軍内部で軍事クーデターを計画する目的でなんらかの組織が組織されたり、(それに関し)調査が行われたことを示す、いかなる情報もないという。

■国家諜報機構(MİT):公式の書類以外に情報はない

また、エルゲネコンの主裁判の被告人の一人、ハイレッティン・エルテキンの請求に基づき、国家諜報機構は、イスタンブル第13重罪法廷に上申書を提出した。これによると、サルクズ(金髪の子)、アイ・ウシュウ(月光)、エルディヴェン(手袋)、ヤカモズ(燐光)などと名づけられた計画に関して、公開書類の記載事項以外に、国家諜報機構組織内には、これに関する情報はなかったという。

■警察本部:2008年まで情報なし

いっぽう警察本部から送られ上申書によると、2002年から2007年の間に行われたとされるクーデター計画に関して、警察には2008年までのいかなる情報も残っていないという。2008年に関する情報や文書は、捜査を行っている共和国検察局へ提出されているという。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:杉田直子 )
( 記事ID:18275 )