「改造紙幣」、今も市中に出回る
2010年01月13日付 Iran 紙

中央銀行は約一ヶ月前、印章や記号、〔メッセージが〕書き足された「改造紙幣」を市場から回収することを発表し、さらに市民や商店主らに対して、デイ月17日〔西暦1月7日〕を期限として、自らが保有している改造紙幣を全国のメッリー(国民)銀行各支店で交換する猶予を与えるとの公式声明を出した。しかしこれまで入ってきた情報によると、改造紙幣は現在も市中で出回っている模様だ。

 なお現在、中央銀行による改造紙幣交換の最終期限が過ぎてすでに6日がたつが、これまでのところ中央銀行当局からは、今回の措置の詳細について、これといった発表はない。



中央銀行が「改造紙幣」の回収に乗りだし、同紙幣の流通を禁止した背景には、紙幣に「独裁者に死を」などの反体制的スローガンが書き込まれるなど、危険な「言論メディア」として用いられていることがあるとされる。

Tweet
シェア


原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:柳田絵莉子 )
( 記事ID:18293 )