デイラム県治安維持軍司令官は、ブーシェフル州北部デイラム市で一人の労働者が自殺騒動を起こしたため、同市が数時間にわたって停電したと述べた。
このことについて、サッタール・ガフレマーニー大佐はIRNA(イラン国営通信)に、「この労働者は日曜の夜、デイラム市の入り口にある66kwという強い電圧が流れる電線の鉄塔に上って自殺を図った。電力管理会社は関係当局と協力して、この労働者が自殺しないよう、約3時間にわたって市への送電をストップした」と述べた。
同氏はさらに続けて、「この労働者はコフギールーイェ・ブーイェルアフマド州のある町の住民で、鉄塔の上に登った後、本人が警察に110番通報して、自殺の意志を伝えた」と述べた。
ガフレマーニー氏によると、「安全上の対策を行い、関係各機関と協力した上で、この労働者に対して自殺を思いとどまるよう懸命の努力を続けた。その結果、3時間後、この人物は自殺を思いとどまった」という。
事件現場は人口密集地であり、イラン南部の幹線道路に隣接するなど交通の要衝であることから、〔今回の停電によって〕輸送機関の交通に数時間にわたる混乱が生じた。
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( 翻訳者:岡本詩織 )
( 記事ID:18333 )