エジプト、コプト襲撃事件の再発防止策を盛り込んだ報告書を作成へ
2010年01月14日付 Al-Ahram 紙

■国家の団結へのあらゆる脅威を抑止する緊急の措置

2010年01月14日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

【カイロ:イマード・ヒガーブ】

国家人権評議会は、宗教的・宗派的狂信といった国家団結 への脅威につながるものに対して鉄拳を下し、再発を防ぐ方向で最近起きた犯罪に早急に対処することで、これまでに起きた犯罪への再犯防止策が弱いとするコプト教徒たちの不満を解消するよう求めた。
  
ナグウ・ハンマーディー事件の影響への対処に関する勧告を出した同評議会は、礼拝施設の建設に関する一貫性のある法の発布を急ぐ必要性や、ここ数十年間、宗派対立が繰り返されてきた背景に潜む社会・経済的要因を深く検討 する必要性を呼びかけた。

国家人権評議会のブトルス・ガーリー会長は以上のように説明した後、評議会はエジプトにおける宗教的・宗派的緊張問題の根本的な対処につながる勧告や提案を含む詳細な報告書を、共和国大統領に提出すると述べた。その報告書は、ケナ県のナグウ・ハンマーディーで起こった[イスラーム教徒によるコプト・キリスト教徒襲撃と、その後に起きた警察とコプトとの衝突]事件における調査のために評議会が送った二つの委員会の調査結果を参照して 作成されるという。

(後略)

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( 翻訳者:久田理恵 )
( 記事ID:18340 )