アラブ諸国、入植凍結にこだわるパレスチナに和平協議復帰の圧力
2010年01月06日付 al-Quds al-Arabi 紙

■国際和平サミットにネタニヤフも出席
■アッバース大統領は入植凍結に固執
■アラブ諸国、パレスチナに協議復帰の圧力

2010年01月06日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【ガザ:アシュラフ・アル=ハウル】

アラブ諸国を舞台に、イスラエルとの和平交渉再開に向けた情勢作りのための緊密な連絡が行われている。エジプト代表団は交渉の土台作りと、和平プロセスを再開させる地域サミット準備のため、今週金曜日にワシントンを訪問する。

一方、ドーハでは火曜日、パレスチナのマフムード・アッバース大統領が、パレスチナ被占領地の入植活動を凍結しない限り、交渉再開を拒否すると繰り返した。だがパレスチナ筋は、アラブ諸国や国際社会がパレスチナに圧力を加え、前提条件なしで交渉を再開させようとしていることを確認した。

ドーハを発つ直前に行われた記者会見でアッバース大統領は、アメリカ当局に「入植が停止されず、交渉の根拠が見えない中での交渉再開はない」と伝えたことを明らかにした。

また、アメリカは和平計画を持っており、その成功を保証する用意もあるとイスラエルのマアリヴ紙が月曜日にリークした情報に関する質問に対しては、「そうだ、その言葉は正しい」とアッバース大統領は答えた。

2008年末のイスラエルによるガザ地区への大規模攻撃以降、和平交渉は昨年いっぱい中断されていた。そして、交渉再開の前提条件となる入植活動の停止をイスラエルが拒絶しているため、未だに、交渉再開の合意に至っていない。

(後略)

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( 翻訳者:梶田知子 )
( 記事ID:18390 )