トルコ・トヨタ「リコール対応、準備中」―リコール問題に関し発表
2010年02月03日付 Hurriyet 紙
トルコ・トヨタのCEO、アリー・ハイダル・ボズクルト氏は、アクセルペダルの不具合によるリコールについて、トルコでも早急に準備が進められていることを明らかにした。
ボズクルト氏は、トヨタのアクセルペダル不具合によるリコールに関して文書による声明を発表した。今回の事態について顧客に陳謝するとともに、今回発表されたリコールは利用者に対し最も高い安全基準を提供するという予防的措置であることを説明した。
トヨタは今回の事態の中で顧客のための最大限の対応をしていることを強調し、生産段階でアクセルペダルの不具合原因となる部品が使われている車種の車体番号をまとめたリストが、欧州トヨタによって作成されていることを明らかにした。このリストは早急に国内の各拠点で、車の納品状況に応じて発表され、関係者に送られる予定であることを強調し、以下のように述べた。
「トルコで今回のリコール対象となる車種をもつ顧客に対してはトヨタ情報センターが直接対応し、必要な処置を迅速に行っていく。顧客満足の観点から、当社のアフターサービス担当は対象車種の点検修理が万全のものとなるよう業務時間を拡大する。リコールに向けてトルコでの対応は迅速に進められている。トヨタ内の在庫および販売店在庫を詳細に調査した。まず販売店の在庫の中でリコール対象となる車種の販売を中止。工場在庫は検査の結果問題がないことを確認した。
現時点で、トヨタ販売店で販売している全てのモデルは問題がなく、顧客に提供しており、慎重かつ緻密に対応していることを強調するボズクルト氏は、生産段階でもしかるべき改善が行われていることから、流通する新車においても不具合は見られないと述べた。
またボズクルト氏は、「お客様第一主義」を掲げる中で、欧州トヨタと継続的に情報交換を行い、今後の展開を見守っていくと述べた。そしてトルコではアクセルペダル不具合に関する顧客側の具体的な問題は発生しておらず、(もしあっても)トヨタには改善策があると説明した。
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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:18397 )