イラク国境警備隊、昨年一年間にシリアからの密入国者550人を逮捕
2010年02月02日付 al-Sabah al-Jadid 紙
■シリア国境からの密入国者550人を逮捕
2010年02月02日付サバーフ・ジャディード紙(イラク)HP1面
【アンバル:シュメール・ニューズ】
イラク・シリア国境の保全に当たっている国境警備隊本部は昨日月曜、同隊は2009年に550人の密入国者の逮捕に成功したと発表した。
ハッキー・イスマーイール・ファフダーウィ隊長は、シリアからイラクに向かう密入国者や密貿易業者の数はここのところ目覚ましく増加しており、その原因はシリア政府が非公式に入国した全イラク人を退去させているためだと説明した。そのため彼らはイラクに帰還しようとせざるを得ないのだという。
またファフダーウィ隊長によれば、イラク領に入ろうとしたところをイラク軍に逮捕された自爆志願者たちは、カラシニコフ銃で武装しており、国境警備隊と何度も交戦を試みてきた。そうすることで警備隊の隊列を乱し、イラクの諸都市深くに潜入しようというわけだ。だが彼らは失敗して逮捕され、持っていた武器は押収された。「彼らはアラブ人戦闘員だ」と同隊長は言う。
ファフダーウィ隊長の部隊は2009年の一年間に550人の密入国者や密輸入業者、自爆志願者たちを逮捕し、その大半がシリアから来た人々だったが、イラクからシリアに不法に出国しようとした者たちもいたという。隊長によれば、彼らの多くは密輸や偽造に携わっており、公的な書類の不所持を理由にシリアの治安機関が追放した少なからぬ数のイラク人も含まれる。
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( 翻訳者:山本薫 )
( 記事ID:18402 )