ダーダネルス海峡に橋、ボスフォラス海峡に第3橋―大型入札続々と
2010年02月04日付 Yeni Safak 紙

道路公団総裁のトゥルハン氏は、イスタンブルのボスフォラス海峡に建設が予定されている第3大橋がかかる土地の地形や歴史的、自然的価値に注意しながら、周囲の環境に合わせ、現在あるシステムと連携しなければならないと話した。
第3大橋のルートはベイコズ―タラビヤ間かサルイェル―ユシャ・テペシィ間であることを明らかにしたトゥルハン氏は、イスタンブル広域市議会の決定により、このルートのうちの一つで建設計画がなされると話した。
ジャーヒット・トゥルハン道路公団総裁は、テキルダー―チャナッカレ―バルケスィル道路計画のなかでチャナッカレ海峡(ダーダネルス海峡)に建設される予定の橋に関し、最初のルートはサルチャイ―キリトバヒル間であることを明らかにし、ここには文化及び自然遺産の問題がある。この橋は多少左右へずれる可能性がある」と話した。
アナトリア通信の質問に答えたトゥルハン総裁は、テキルダー―チャナッカレ―バルケスィル道路計画のなかで、設計図と実現可能性の検討が終了し、今年中に入札が行われると述べた。
トゥルハン総裁は、この計画により、特にエーゲ地方、地中海地方、南マルマラ地方と北マルマラ地方、ヨーロッパ諸国とをつなぐ陸路道路網を作り上げることになると説明し、計画の一部としてチャナッカレ海峡に建設される予定の橋に関して次のように述べた。
「『チャナッカレ』に建設される橋で最初に確定したルートはサルチャイ―キリトバヒル間である。ここには周囲の環境、および考古学・歴史・自然保護区、文化および自然遺産の問題がある。これらをなるべく早く明らかにする。この橋は多少左右へずれる可能性がある。片道3車線の橋の長さは当初の計画によれば1450mぐらいになる予定だ。もちろん場所の変更があれば長さも多少変わるだろう。」
トゥルハン総裁は、この計画の予算は40〜50億ドルであり、この道路は総延長約433kmになると話した。
さらに、このルートによりイスタンブルの西側で、トラキア地方の町々と内陸部とを結ぶことができると考えていると話し、これにより橋の交通渋滞が緩和されるだろうと話した。

■イズミット湾バイパス(イズミット大橋)
トゥルハン総裁は、イズミット湾バイパスとブルサ―バルケスィルーイズミル間の道路建設の入札での契約書草案に関する修正作業のため、財務省とDPT(国家計画機構)と国庫事務次官の話し合いで最終段階にまで達していると話した。
トゥルハン総裁は、この計画の核心や契約の精神に抵触しないようにしなければならないことを強調し、このプロジェクトは入札を勝ち取った企業連合とともに進められていくと話した。
さらに、契約がYPK(高等計画委員会)によって承認された後、企業連合に土地の引き渡しが行われ、プロジェクトが始まると説明し、「建設業者がこの計画に関わる作業を進めている。特に湾にかかる橋の建設予定現場の深海試掘作業や計画にとって重要な地盤の地質学的な調査報告を日々新しく更新する作業が始まった。またそれと同時に予算確保も継続させている。非公式な形で様々な作業が始まっている」と話した。

■第3大橋
道路公団総裁のトゥルハン氏は、イスタンブルのボスフォラス海峡に建設が予定されている第3橋がかかる土地の地形や歴史的、自然的価値に注意しながら、周囲の環境に合わせ、現在あるシステムと連携しなければならないと話した。
第3橋のルートはベイコズ―タラビヤ間とサルイェル―ユシャ・テペシィ間であることを明らかにし、イスタンブル広域市議会の決定により、このうちの一つが建設予定に入ると話した。
さらに、このプロセスの中で道路公団としてこの計画を、建設・運営・譲渡方法(YİD=BOT方式)で入札できるようにするため、DPTからの権限移譲が必要だと話し、この要請をするうえでDPTにこの計画の予算実行可能性に関わる細かな情報を提供したことを明らかにした。
トゥルハン総裁は、「この計画は、コスト回収比率が高い。短期間で投資額に見合うだけの交通量が見込める。そのためこの計画への参入の要望が増えている。中国、フランス、イタリア、韓国、日本、またオーストリアまでもがこの計画に関心を抱き、入札を希望していることを明らかにした。建設・運営・譲渡方法(YİD=BOT方式)で進めるこの計画にたくさんの参入希望者がいることは、トルコの経済的安定や投資への意欲をももたらすという点で、喜ばしいことだ」と話した。
第3大橋は、イスタンブル広域市が建設予定を進めたのち、公示に出すと話したトゥルハン総裁は、チャナッカレ橋の実現可能性の検討を終わらせ、この計画も今年中に入札に出すという目標を明らかにした。
ジャーヒット・トゥルハン総裁は、この3つの重要な計画を、予定されている期間内に手続きを終わらせ、6〜7年内には開業するという目標を加えた。

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( 翻訳者:小川玲奈 )
( 記事ID:18408 )