クルチダルオールCHP会派代表、「政府はもう末期症状」
2010年02月06日付 Hurriyet 紙
共和人民党(CHP)会派代表代理のケマル・クルチダルオール氏は、「私たちは政府を非常に容易に揺さぶることができる。私たちがあなたがたに期待しているのはわずかな支持である。しかしながら、もはや私たちが揺さぶる必要もなくなった。政府はもはや崩壊し始めた」と述べた。
クルチダルオール氏は、ドゥズジェ県ギョルヤカ郡のハジ・ベクタシュ・ヴェリ協会を訪問し、市民たちと意見を交わした。
クルチダルオール氏は民衆が政治家と政党を審査することが必要であると述べ、審査した市民は投票箱を前にして理性を奪われることはなく、理性でもって行動するだろうと述べた。
クルチダルオール氏は、トルコが世界の経済大国20国に含まれていることが明らかとなったにも関わらず、何千人もの子供たちが腹を減らして眠りについていると主張し、次のように述べた。
「私たちはディヤルバクル県バーラル郡で、トラックの上から投げられたパンを泥まみれになって受け取ろうとする女性たちを見た。5リラ、10リラのために並んで待つ市民がいる。慈善行為は秘かに行うものであったはずだ。ところが私たちは慈善行為を目にしている。私たちは分断を望んでいない。この地でみな一緒に、いかなる民族的アイデンティティを持っていてもみな同じ場所で兄弟として生きたいと望んでいる。だから私たち政治家を審査してください」
一時期私たちはスカーフをつけている、マントをかぶっている、コートで身を覆っている、というように服装で分けられていた。服装がなぜ政治的道具として使われるのか。服装に訴えかけている人々は、イスタンブルの階段下で働く何千人ものスカーフをつけた少女たちが、どのような状態にいるか調べたことがあるのか?彼らには保険はあるのか?労働者の権利を知っているのか?私たちはあなたたちに問題や疑問を提示してもらいたい。私たちは5クルシュの税金でさえその明細を示したいと思う」
クルチダルオール氏は、ジェムエヴィが法的に保障されることに関して、これ以上議論を引き延ばす必要はないと述べ、「ジェムエヴィの礼拝所としての使用については、何日も考えるべきことではない。人々は望む場所で望むように礼拝を行うことができる。これに何の問題があるのか私にはわからない。CHPの法案をあなたたちが認めればそれで終わる。人々がどこで、どのように礼拝を行うかについて他人は干渉することはできない。さらにアレヴィーの人々のマドゥマク・ホテルに関する要望がある。これはアレヴィーだけの問題ではない。これは人道上の悲劇であり、社会のあらゆる部分に密に関わる。スィヴァスの民衆がこの問題をきちんと主張することが必要である」と話した。
■「簡単に揺さぶることができる」
ある市民の「政府を早く揺さぶってください」という言葉にクルチダルオール氏は、「私たちは政府を非常に容易に揺さぶることができる。私たちがあなた方から期待しているのはわずかな支持である。しかしながらもはや私たちが揺さぶる必要もなくなった。政府はもはや崩壊し始めた。私たちはウスキュダルのクスクルにある2重壁の(エルドアンの)邸宅にだれが住んでいるのか、まだこの問題を解決していない」と答えた。
クルチダルオール氏は「ビュレント・アルンチ国務大臣兼副首相は嘆かわしさと滑稽さのはざまに位置をしめることで、政治において興味深い存在となっている」と述べ、次のように述べた。
「アルンチ氏はギュルダル・ムムジュ国会副議長の部屋に入り、彼に対し厳しい態度と行動をとった。アルンチ氏には民主的という文化はない。執行部メンバーとして部屋に入り、法制定を妨害した。彼らは執行部に対し圧力をかけようとしている。国会副議長の部屋に押し掛けている。イノニュ氏の言ったとおり『強盗が今夜何をするかは明らかではない』。彼らもいつ何をやるかわからない」
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( 翻訳者:永山明子 )
( 記事ID:18419 )