法定年齢に満たない少女の結婚を一斉摘発
2010年01月29日付 Al-Ahram 紙

■ 1000人の法定年齢に満たない少女を結婚させたとして、60人の公証人を逮捕

2010年01月29日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP国内面

【ファーティマ・アル=ドゥスーキー】

市民課 担当内務相首席補佐官のムスタファー・ラーディー少将は、この三ヶ月の間に全国の複数の県において、1000人の法定年齢に満たない少女を結婚させたとして、60人の結婚公証人[マアズゥーン]を逮捕したことを明らかにした。

ラーディー少将によれば、容疑者たちは少女の出生証明書を偽造したり、出生日を改ざんしたりする方法をとっていたという。各地の検察が45名の結婚公証人の逮捕命令を出し、他の者に関しては保釈金の支払いを命じた。

 また少将は全県の市民登記局長に対し、書類上の妻の年齢とコンピューターに登録されている出生日とを照合させる必要があるとして、公証人によって当局に提出されたあらゆる婚姻書類をチェックし、コンピュータシステムで確認するよう指示を下した。そうすることで、職務を利用して婚姻の法定年齢に満たない少女たちを結婚させた公証人たちの尻尾をつかもうというのである。

逮捕されたほとんどの公証人はカリユービーヤ県、ギザ県、ダクハリーヤ県、アスユート県の出身で、 結婚仲介の見返りとしておよそ1000ポンドを少女の親から受け取っていた。また、花嫁の代理人2000人と数多くの証人も逮捕され、担当の検察がこれらの容疑者全員を、公式文書の偽造と婚姻の法定年齢に達していない少女たちを結婚させた容疑で告発したという 。

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( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:18431 )