元情報相がヨルダン国営TVのトップに就任、影響力あるメディアの育成が目的か
2010年01月28日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ヨルダンのテレビ業界で大きな動き
■アル=ジャズィーラTVが地元で占めている地位を揺るがそうとの政治的な臭い

2010年01月28日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【アンマン:バッサーム・アル=バダーリーン】

ヨルダンのメディア業界は、サーリフ・アル=カッラーブ元情報相の力を借り、彼をヨルダン放送・テレビ機構のトップに任命するとの政治的・職業的判断が取られるにいたった理由や口実の分析にいまだ夢中になっている。カッラーブ氏は上院議員という極めて重要な職を辞してまで、現時点でテレビ業界において求められている職務を遂行しようというのだ。

なぜ夢中になっているのかと言えば、カッラーブ氏がチームに加わり、キープレイヤーになることで、国営メディアの今後の行く先が見えてきた ためだ。首相府もこの二日間、カッラーブ氏は政界における彼個人の立ち位置 ではなく、政府の計画と指示によって、メディア業界の先頭に立っているのだと印象付けようと努めてきた。

テレビ機構の内部には、カッラーブ氏の任命が再建計画の実際的な適用の前触れとなるのではという懸念が広がっている。政府はその再建計画を過去20年間、実施できずにいた。テレビ機構には約1800名以上の職員がいるとみられ 、過去には社会的・職業的に微妙な点があるがゆえに、計画はとん挫してきた。

 テレビ機構の職員たちは早くから、カッラーブ体制の秘められた計画は、これまで出来なかった職員の集団解雇に絡むものではないかと恐れていた。カッラーブ氏の社会的な資産や個人の資質、経営上の経験といった要素は、組織のレベルで困難な決定を下す助けとなるであろう。彼には何十人もの職員を退職させ、いくつかの契約を破棄し、何人かをテレビ業界外のポストに移すといった決定を下す能力がある、つまりは地元新聞が「大きくなりすぎた家族」と名付けた状態を解消することができると考えられている。

(後略)

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( 翻訳者:中島希 )
( 記事ID:18433 )