■ 米政府がロバート・フォード氏を新シリア駐在大使に任命
2010年01月30日付アル=ナハール紙(レバノン)HP1面
【ワシントン:ヒシャーム・ムルヒム】
アメリカの消息筋が本紙に述べたところによると、ジョージ・ミッチェル中東特使は、ダマスカスへの先日の訪問の際、シリアのバッシャール・アル=アサド大統領に対して、バラク・オバマ米大統領がロバート・スティーヴン・フォード氏をダマスカス駐在アメリカ合衆国大使に任命することを決定したと通達した。
ホワイトハウスは7ヶ月前に、新しいダマスカス駐在米大使を任命すると表明していた。2005年2月にラフィーク・アル=ハリーリー元レバノン首相の暗殺を受けてジョージ・ブッシュ前大統領の政権がマーガレット・スコービー大使をダマスカスから召還して以来、これが初めての任命となる。
米国が外交分野でいわゆるアグレマンと呼ばれる、大使の人選についての公式の合意をシリアから得られれば、ホワイトハウスは任命人事を発表し、大使の氏名を上院に通達、民主党のジョン・ケリー上院議員が委員長を務める上院外交委員会の公聴会でロバート・フォード氏が決意表明をした後、上院の信任を得ることになる。なお、ジョン・ケリー議員はシリアと対話をするというオバマ大統領の政策を支持しており、去年2月にはシリアを訪問している。
2006年から2008年まで駐アルジェリア大使であったフォード氏はアラビア語が堪能で、現在はクリストファー・ヒル駐イラク大使のもとで副大使を務めている。2004年から2006年までは駐イラク大使館第3の責任者である政務参事官を務め、そこで大きな経験を積み、この地域について限定された知識しか持っていないヒル大使はフォード氏の経験を活用した。
(後略)
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( 翻訳者:南・西アジア地域言語論(アラビア語メディア翻訳) )
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