パレスチナ高官、米の仲介によるイスラエルとの間接交渉にアッバース大統領が同意したとの報道を否定
2010年02月09日付 Al-Ahram 紙

■パレスチナ大統領、和平プロセスを停滞させているとしてオバマ大統領の姿勢を非難

2010年02月09日付アル・アハラーム紙(エジプト)HPアラブ諸国面

【ラーマッラー:ハーリド=アスマイー】【東京・モスクワ:通信各社】

パレスチナのマフムード・アッバース大統領は、アメリカのバラク・オバマ大統領の働きぶり に対して失望を表明し、イスラエルにヨルダン川西岸地区での入植活動凍結を決然と要求しないことで、長く頓挫したままの和平プロセスをさらに遅滞させているとして、オバマ氏の責任を問いただした。

 アッバース大統領は、オバマ大統領には失望させられた と述べて、米政府側から何らかの重要なステップがとられることを期待していたと指摘した。また、西岸地区におけるイスラエルの非合法建築を非難した当初の姿勢を変更したとして、オバマ大統領 を非難した。

 同じ頃、ファタハ中央委員会のメンバーの一人であるアッザーム・アル=アフマド議員が、イスラエルのハアレツ紙による「アッバース大統領がアメリカの提案によるイスラエルとの間接交渉開始に同意した」との報道の信憑性を否定した。

 パレスチナ大統領に同行して訪日中のアル=アフマド議員は、「パレスチナの声」放送局に東京から電話を介して声明を出し、「アッバース大統領がイスラエルとの間接交渉に同意というイスラエル紙の報道は、全く正しくない」と述べた。

 さらに同氏は次のように続けた。「和平プロセスの原則や将来のパレスチナ国家の境界線、入植問題、アメリカの提案で合意に到達できなかった場合の米政府の立場など、間接交渉に関するアメリカからの提案について、米国特使にいくつかの質問をし、その返答を待っているところだ」「このことは全てアラブの同胞諸国にすでに伝えてある。アッバース大統領はカイロでホスニー・ムバーラク大統領と会談したし、その前にヨルダンへの伝達も済ませてある。同じくアラブ連盟のアムル・ムーサー事務局長を通じて、アラブ・フォローアップ委員会メンバー諸国の外相宛に公式文書が配布されている。またこれに対するアラブ諸国の返答を検討し、立場をはっきりさせるために、同委員会の招致をパレスチナとして提案している」。

 ハアレツ紙はイスラエル筋の情報として、パレスチナのアッバース大統領がジョージ・ミッチェル米中東特使を通じてイスラエルと間接交渉を持つとのアメリカからの提案に原則として合意したと報じていた。

(後略)

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( 翻訳者:松屋直子 )
( 記事ID:18460 )