イスラエルのメディアがパレスチナ自治政府高官の汚職疑惑報道
2010年02月11日付 al-Hayat 紙

■ パレスチナ自治政府の「汚職」問題に関してイスラエルがキャンペーン、パレスチナ側はこれをアッバース大統領とファイヤード首相を標的としたものと認識

2010年02月11日付アル=ハヤート紙(イギリス)HP1面

【ラーマッラー:ムハンマド・ユーニス、ナザレ:アスアド・タルハミー】

 パレスチナ自治政府は昨日(10日)、イスラエルとの新しい種類の対決に入った。その舞台はメディアであり、対象はパレスチナ自治政府情報機関の元幹部が収集した文書や写真に基づく汚職やスキャンダルの嫌疑である。パレスチナ自治政府高官らは「今回の事態はパレスチナ自治政府のマフムード・アッバース大統領と、入植活動停止なくして交渉再開はないという彼の確固たる態度に対するネガティヴ・キャンペーンである」との見解を示した。また、「サラーム・ファイヤード首相と、高い職務能力を有するファイヤード内閣の世界における評判を貶めようとするキャンペーンでもある」との見方を示した。

 対決は、イスラエルのテレビ局10チャンネルがパレスチナ自治政府幹部の汚職嫌疑を報道した時に開始された。また、ラフィーク・アル=フサイニー自治政府大統領府長官の不名誉な姿を映した映像の抜粋が放映され、昨夜には完全版が放映されることになった。イスラエルのメディアによると、パレスチナ情報報機関のファフミー・シャバーナ元汚職対策局長がこの映像や数十件の証拠書類公開に背後で関与しており、同氏はマフムード・アッバース大統領に対して「大統領府長官や自治政府の国庫から数百万ドルを横領した容疑者たちを罷免しなければ、窃盗、横領、数百万ドルに上る架空土地取引など、パレスチナの有力者らに及ぶ汚職スキャンダルを明らかにする」と警告し、「パレスチナ自治政府の根幹を揺るがし、国際的な支援も停止するような」文書を所持していると付け加えた。

 パレスチナ自治政府はただちに、イスラエルが「汚職嫌疑」を、アッバース大統領に交渉再開に向けた要求を変更させるための政治的圧力として利用したと非難した。さらに、イスラエル・テレビを名誉毀損で訴える手続きを開始したと述べた。またシャバーナ氏についてはイスラエルの「手先」であると非難し、「それを理由に同氏は2年前に罷免されている」「同氏はイスラエル治安機関の保護下で活動している」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:梅原春奈 )
( 記事ID:18475 )