国会議事録、2年後デジタル化公開へ
2010年02月14日付 Yeni Safak 紙

オスマン下院議会と上院議会の時代から今日まで国会に所蔵されていた1200万ページ分もの資料が、約1年半から2年後にデジタル化公開される。

国会所蔵の資料は、2年後にデジタル化公開される。

情報によると、議事録や議会決議、法律などを含む1200万ページ分もの国会所蔵の資料が、2年前から始められた作業の末に一つ一つ細かく調査された。

先ず、過去に藁紙に書かれていたために年月を経るにつれ黄ばみ、破れた文書を守る目的で始められ、後にこの資料を利用者に公開する目的で開始されたこの作業は、外部からの作業員の動員と専門家の国会職員によって行われた。

詳細な調査が完了した1200万ページ分もの資料の内、ページが飛んでいたり、不十分にまたは間違って調べられたりしたものがあるかどうかを明確にするため、(現在)確認作業が行われている。

この作業は約1年半から2年かかることが予想される。2年後には、公文書館に納められているこれらの資料が、国会内の通信網であるイントラネットにおいて、国会議員や顧問秘書、そして関係者たちに提供される。資料はトルコ大国民議会(TBMM)議長が決定すれば、学術関係者や研究者、作家そして大学関係者の利用のためにも公開される。

■以前は国会議員に公開されていた
公文書館に所蔵されている12の独立裁判所に関係する資料(962ファイル、6291包)の公表については、国会議長のみが決定を下すことができる。

過去に、ハサン・メザルジュ元国会議員は資料を著書で利用するために、M・エミン・セヴェル元国会議員はシェイフ・サイトの資料から情報を得るために、またTBMM人権調査委員会はある件に関しての情報を得るために書面で申請し、資料は調査要求の範囲内で公開されていた。

■公文書は機密ではない
現在も修士課程または博士過程の学生が申請すれば、国会公文書館所蔵の資料のうち(独立裁判所の資料は除く)資料は手元に送られる。長期的且つ大規模な研究を行うようであれば、国会公文書館に(直接)赴いて資料を閲覧することも可能だ。

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:18479 )